一体、いつになったらヒゲが抜けるのだろうか…?
ヒゲ脱毛に関心のある人や脱毛の施術を初めて受けた人は気になることですよね。
そこで今回は、2018年から湘南美容クリニックでヒゲ脱毛を継続している医療ライター・ショウブ(@freemediwriter)が、ツルツル肌を目指す企画の40弾として、ヒゲが抜けるまでの模様を写真付きで紹介します。
概要は下の通りです。
- 毛が抜ける、抜けないは機器による
- 毛が抜け始めるまでの期間は7~10日
- 抜けるまでに濃くなる場合も
- 抜けても生え戻る
概要から類推できると思いますが、いくつか注意してもらいたいことがあるので、ぜひ本文を読んでもらえるとうれしいです。
ご参考ください。
毛が抜けるのは「熱破壊式」機器
まず知ってもらいたいのは、毛が抜けるか抜けないかは機器によって異なる点です。
毛が抜けないってどういうこと? 効果が出ないってこと?
そう思う人もいるかもしれませんが、効果が出ないわけではなく、「機器によって毛を生えなくさせるメカニズムが違う」という意味です。
具体的に説明しますね。
医療機関で用いられるレーザー機器には「熱破壊式」と「蓄熱式」の2種類があり、代表的なものでいうと、熱破壊式は「ジェントルレーズ」「ジェントルヤグ」、蓄熱式は「メディオスター」「ウルトラ美肌脱毛」です。
熱破壊式…毛根に強いレーザーを当てて破壊、毛を生えなくさせるもの
蓄熱式…「毛を生やせ」と毛根に指令を送っている「バルジ領域」という組織を破壊するもの
取材してきた医師や看護師、事務スタッフによると、このように熱破壊式と蓄熱式ではそれぞれ、脱毛のためにアプローチする組織が違うといいます。
こうした違いによって、効果の出具合も違ってくるというのです。
熱破壊式…短期間で毛がポロポロと抜ける
蓄熱式…毛が自然に抜け落ちた後、生えなくなる
蓄熱式では、施術を受けた後も通常通り、毛は伸びます。そして、人間本来の発毛サイクルを辿って自然に毛が抜け落ちた後は、レーザーによって発毛を促す組織がなくなっているので生えない、という仕組みだそう。
なので、「毛が抜ける」という目に見える効果を感じるのは「熱破壊式」の機器なんですね。
まずはこの点についてご留意ください。
熱破壊式と蓄熱式の効果の違いについては下の記事に書きました。
毛が抜けるまでは7~10日
ここからは熱破壊式、つまり「ジェントルレーズ」か「ジェントルヤグ」で施術を受けた場合にどのようにヒゲが抜けていくかを紹介します。
わたしは今まで、鼻下・あご・あご下、頬、首、へそ下の部位を合わせ、ジェントルレーズで18回、ジェントルヤグで1回、施術を受けましたが、いずれも7~10日後に毛が抜けてきました。
わたしが通う湘南美容クリニックのカウンセリングでは「1~2週間後」と話していて、その期間とも概ね一致します。
ヒゲが抜けるのを確認しやすいのは、朝や入浴中の洗顔時です。
ふと手の指を見たら、短いヒゲが1つ2つくっついてるんですよね。
そして、照射部位を手でさすると写真のように毛がポロポロと抜け落ちていきます。
おお! これが脱毛効果の「抜ける」というやつか
初めて経験したときは感動しました。
抜け始めてから1、2日後にはさらに抜ける量が増え、こうした脱毛現象がわたしの場合は3~5日ほど続きます。
抜けた毛です。
抜けるまで「泥棒ヒゲ」に…
毛が抜けるのは大きな喜びですが、一方でそれまでには注意も必要です。
というのも、熱破壊式で施術を受けた場合、毛が一時的に濃くなったように見える「泥棒ヒゲ」現象が表れる可能性があるためです。
わたしの場合、ヒゲが比較的に少ない頬では表れませんでしたが、鼻下に関しては毎回、経験しました…。
レーザーの熱や炎症によって毛穴やその中の毛が膨れてしまうらしく、上の写真のようにいつもよりヒゲが濃く見えてしまうんですね。
わたしの場合、この現象は脱毛の翌日から毛が抜けてくるまで続きます。
この期間は膨らんだ毛が毛穴の中に留まっていてヒゲ剃りもうまくいかないため、1週間ほどは濃い状態を我慢しなくてはなりません。
詳しくは上の記事に書きましたが、「熱破壊式は蓄熱式よりヒゲ脱毛と相性がいい」と言われるものの、こんな悲しいことが起こり得るわけです。
短期的な脱毛効果は1カ月間ほど
しかしながらこの期間を過ぎればやがてヒゲがポロポロと抜けていき、場合によっては見た目が大きく変わるほどの効果が表れることもあります。
上の写真は脱毛4回目が終わって効果が出る期間も過ぎた後、ヒゲを放置して4日後の状態です。
そしてこれが脱毛7回目が終わって17日後、つまり効果が出た後で、同じくヒゲを放置して4日後の状況です。
ヒゲがかなり減ったことがわかりますね。
こちらは脱毛8回目の効果が出た後、ヒゲ放置3日後の状態。大きな変化が確認できます。
抜けた後も生え戻るので要継続
ところが、これで終わらないのが脱毛の難しいところ。
上のように効果が出たとしても、施術を受けてから1カ月を過ぎると徐々に生え戻ってくるんですね。
ヒゲ脱毛14回目の効果が出た後。ヒゲを放置して3日後。
施術を受けて2カ月後。同じく放置3日後。
ヒゲが増えていますよね。
生え戻りの詳細は上の記事に書きましたが、
- 脱毛効果は「成長期」の毛にしか発揮されない
- 成長期の毛に当たっても一度では抜けきれないことがある
- 抜けた毛が退行期だった可能性もある
- 脱毛に関係なく、休止期の毛は新たに生えてくる
こうした理由から、「毛が生え戻った」と感じるらしいのです。
生え戻りのメカニズムについては上の記事にイラストを合わせて書きました。この記事を読めば理解が深まると思います。
まとめ
- 施術後から泥棒ヒゲが数日続く
- 10日前後で毛が抜けてくる
- 1カ月を過ぎると毛が徐々に生え戻る
波のある展開ですいませんが、現実はこうです。
記事に書いたことはあくまでもわたし個人の経験であって、脱毛の効果や生え戻りには個人差があると言われますが、「ヒゲ脱毛は継続が大事」。
これは取材した関係者の共通した見解で、わたしも実感していることですね。
ツルツルをめざすのであれば「15~20回ほど受ける必要がある」という声が多いので、一喜一憂しないことがポイントかと。
ただ、毛がポロポロと抜けるのはやはりうれしく、それは今も変わらないので抜けるまでの目安とその様子を紹介しました。
関心のある人の役に立てばうれしいです。
医療ライターの庄部でした。
湘南美容クリニック・ヒゲ脱毛ページ
記事内の情報、考え、感情は書いた時点のものです。
記事の更新情報はツイッター(@freemediwriter)でお知らせします。
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