青ヒゲよサラバ!
青ヒゲに悩む30代医療ライター(@freemediwriter)が脱毛でツルツルの肌を手に入れようとする企画の第38弾。
「ヒゲ脱毛を始めたけど効果がない…」「効果を上げる方法はないの?」
今回はそんな悩みや疑問を持つ人に向けて、わたしの考えを書きます。
わたしは2018年からヒゲ脱毛を受けていて、今までにヒゲ脱毛の施術を全国展開する「湘南美容クリニック」「ゴリラクリニック」「メンズリゼ」の医師と看護師、事務スタッフ30人ほどに話を聞いてきました。
その情報を体系化してお届けます。
確認してほしいのが下の6つのことです。それぞれ、詳しく見ていきましょう。
- 医療機関で受けているか
- 機器が自分に合っているか
- 回数を重ねているか
- 機器の出力が調整しているか
- スキンケアを行っているか
- 施術の間隔を空けているか
医療機関で受けているか
ヒゲ脱毛の施術を行っている施設には「クリニック」と「サロン」があり、一般的にクリニックでの脱毛の方が高い効果が見込めると言われています。
サロンでは「光脱毛」を、クリニックでは「レーザー脱毛」を行っていて、レーザーの方が光に比べて威力が強いためです。
レーザーを照射できるのは医師法で医療従事者と定められているそうなんですね。
もしサロンでヒゲ脱毛を何度か受けていて効果を感じないのであれば、クリニックに乗り換えるのは一つの方法です。
わたしが考えるお勧めクリニックはこちら↓
機器が自分に合っているか
ヒゲ脱毛を効率的に進めるためには、「どの機器で施術を受けるか」が重要です。
脱毛機器には、高出力のレーザーを瞬間的に照射する「熱破壊式」と、低出力のレーザーを継続的に照射する「蓄熱式」の2種類がありますが、メンズリゼとゴリラクリニックの医師やスタッフによれば、毛の濃いヒゲと相性がいいのは熱破壊式であるといいます。
わたしも双方で施術を受けたことがありますが、熱破壊式の方が効果が出ています。
蓄熱式の機器で施術を受け続けていて効果を感じないようであれば、熱破壊式に切り替えると変化が出るかもしれません。
機器の特徴や名称などについて詳しくはこちら↓
回数を重ねているか
医療機関で施術を受けていて、機器は熱破壊式タイプ。それなのに効果が出ない
そんな人は、自分が施術を受けた回数に着目してみましょう。
ヒゲ脱毛は本当に長期戦なんですね。
関係者の意見を総合すると、ツルツルまでには15~20回ほどかかるそうで、20回以上受けている人も中にはいるといいます。
ヒゲ脱毛の効果は個人差があるのであくまで傾向に過ぎませんが、「ツルツルを目指すのであれば数回で終わるものではない」ことは確度が高い情報でしょう。
わたしの場合、初めて効果を感じたのが3回目で、強く手応えを得られたのが7回目でした。
これは機器を蓄熱式から熱破壊式に替えたことが影響していると思われますが、1、2回の施術で「効果がないな」と思っている人は、まずは5回ほど受けてから考えてみてはどうでしょうか。
特にヒゲは全身の中で特に「抜けづらい」と言われている部位なので、それなりに様子を見ていく姿勢が大切だと思います。
機器の出力を調整しているか
レーザー機器は出力(パワー)を調整することが可能です。
もし、5回ほど施術を受けて効果を全く感じられないようであれば、出力を上げてもらえないか相談してみるといいでしょう。
わたしの経験では、看護師の方が効果の出具合を聞いてくれて、効果が出ていないようであれば少し出力を上げるなど調整してくれますが、まれに効果などを一切聞かず、機械的に施術しようとする人もいます。
効果が出ている場合はそれでも問題ないかもしれませんが、もし回数を重ねても効果が出ないのであれば、患者から主体的に相談することが大切です。
一方、出力が高いほど効果が出る可能性は上がりますが、その分副作用のリスクも大きくなるので注意が必要です。
このあたりは素人ではよくわからないので、やはり看護師さんとよく相談しながら進めることが大切ですね。
ヒゲ脱毛に関する副作用については、下の記事に写真付きで紹介しています。
スキンケアを行っているか
ヒゲ脱毛の効果を高める上では日頃からのスキンケアが重要で、具体的には
- 保湿
- UVケア
の2つを十分に行うことが大切です。
なぜかというと、乾燥と日焼けによって効果が落ちてしまう可能性があるためです。
このことはスタッフから本当によく言われることなので留意しておいてくださいね。
まず、肌が乾燥していたり荒れたりしていると痛みを感じやすくなるため、出力を上げづらくなり、場合によっては施術を受けられなくなります。
日焼けも大敵で、日焼けをするとレーザーに反応する黒い色素(メラニン色素)が増えるため、レーザーが分散して毛根に届く量が減ってしまう可能性があるそうです。やけどのリスクも上がってしまいます。
こういったことから、少なくともヒゲ脱毛の施術を受けている間は保湿とUVケアを習慣的に行うようにしましょう。
わたし自身も実感していますが、確かに肌が乾燥しているときの方が痛みが強いように思うんですね。
痛みが強いと効果を出すどうこうではなく、施術自体を受けたくない気持ちが強くなってしまうため、脱毛を継続していくためにもスキンケアによって身心の土台を整えておく必要があります。
施術の間隔を空けているか
最後に、ヒゲ脱毛の経験を重ねるにつれて気付いたことをお伝えしますね。
ヒゲ脱毛を効率的に進めていくためには、施術の間隔も重要だと思います。
なぜかというと、効果が出ても時間が経つと一定の量が生え戻ってくるためです。
熱破壊式の場合、施術を受けて10日前後でヒゲがポロポロと抜けて肌がきれいになるのですが、それから2、3週間もすると徐々に抜けた所から生えてくるのですよね…。
詳細は上の記事に書きましたが、施術と施術の間をしっかりと空け、毛が生え戻ってから次の施術を受けるのがポイントだとわたしは考えています。
毛のサイクルは「成長期」「退行期」「休止期」の3つに分かれていて、脱毛効果を得られるのはこのうち成長期のみだといいます。
レーザーは退行期の毛にも反応するので抜けますが、上のイラストのようにこの時期の毛は毛根と離れているため、毛根にダメージは与えられていません。つまり、毛根が生きたままなので時間が経てば再び生えてくるわけです。
また「生え戻った」と感じる毛の中には、肌の表面に出ていなかった休止期の毛が成長期に移行して伸びてきたものもあると考えられます。
ですから、脱毛効果の得られる成長期の毛を増やすためにも、施術と施術の間隔を空けた方がいいわけです。
メンズリゼの医師は「施術の間隔はしっかりと空けた方が良く、目安は6週間以上」と話していました。
最初は6週間空けて、ヒゲが少し減ったら8週間に延ばし、「残りわずか」の状態まできたら10週ほど空けてもいいそうです。
まとめ
- 医療機関で受けているか
- 機器が自分に合っているか
- 回数を重ねているか
- 機器の出力を調整しているか
- スキンケアを行っているか
- 施術の間隔を空けているか
施術の効果を感じられない、または効果が低い状況がつづくときは上のチェック項目を確認してみてはいかがでしょうか。
ヒゲ脱毛は患者からすれば「クリニックに行けばいい」と受け身になりがちですが、自ら考えて動くことで、効率性は上げられると感じています。
以上、医療ライター庄部からの提案でした。
さらば青ヒゲ! めざせ、ツルツル肌!
湘南美容クリニック・ヒゲ脱毛ページ
記事内の情報、考え、感情は書いた時点のものです。
記事の更新情報はツイッター(@freemediwriter)でお知らせします。
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