青ヒゲよサラバ!
青ヒゲが気になる30代医療ライターショウブ(@freemediwriter)が脱毛をしてツルツルの肌を手に入れようとする企画の第35弾。
今回は、ヒゲ脱毛の施術において
- 効果が出やすい機器
- 効果が出づらい機器
について書きます。
ヒゲ脱毛で効果を出すためには、どんな機器を使うかがとても重要なんですね。
2018年にヒゲ脱毛を始めた当初はそれを知りませんでしたが、ヒゲ脱毛を全国展開する「湘南美容クリニック」「ゴリラクリニック」「メンズリゼ」のスタッフ約30人に話を聞き、また実際に施術を受け続ける中で知識が増えてきたのでまとめます。
ご参考ください。
まずは「熱破壊式」と「蓄熱式」の違いを知ろう
ヒゲ脱毛の機器を考えるにはまず、そのタイプについて知っておくことが大切です。
医療レーザー脱毛には大きく分けて、「熱破壊式」と「蓄熱式」と呼ばれる2種類があります。
簡単に説明すると下の通りです。
熱破壊式
高出力・高温のレーザーを瞬間的に照射する機器。毛根を破壊して脱毛を目指す
蓄熱式
熱破壊式よりも低出力・低温のレーザーを継続して照射する機器。発毛を促す組織「バルジ領域」を破壊して脱毛を目指す
熱破壊式は医療脱毛の世界で昔から使われてきたもので、蓄熱式は近年、「新しいタイプの機器」として登場したものだといいます。
ヒゲ脱毛に効果的なタイプは「熱破壊式」
結論から話すと、ヒゲ脱毛に効果的だとわたしが考えているのは熱破壊式です。
先述の通り、熱破壊式の方が蓄熱式よりも出力が高いため、「体毛の中で最も抜けづらい」と言われるヒゲに向いていると思うためです。
実際、メンズリゼは熱破壊式と蓄熱式の両方の機器を持っていますが、「熱破壊式の方が効果が出やすいから」(同院医師)という理由でヒゲ脱毛を受ける人には最初からこちらのタイプを使っているといいますし、またゴリラクリニックの医師とカウンセラーの2人も「ヒゲには熱破壊式の方が相性がいい」と話していました。
わたしも双方の機器で施術を受けましたが、熱破壊式の方が効果を感じました。
熱破壊式での施術の体感はこちら↓
熱破壊式の機器の名前を覚えよう
「熱破壊式」は機器のタイプの名前なので、これだけ知っていても不十分です。
熱破壊式の機器にはどんなものがあるかというと、それは主に下の2つ。
- ジェントルレーズ
- ジェントルヤグ
ジェントルレーズはアレキサンドライトと呼ばれるレーザーを照射する機器で、ジェントルヤグはヤグレーザーというレーザーを照射するもの。
機器の名前と照射するレーザーの名前を混同しやすいのでご注意を。
一方の蓄熱式の機器として有名なのは
- メディオスター
- ウルトラ美肌脱毛
の2つ。ウルトラ美肌脱毛は湘南美容クリニックが独自に開発した機器です。
ヒゲ脱毛の効果は個人差があり、また相性のいい機器も人によって違う可能性があるため断定はできませんが、一般的に関係者からヒゲ脱毛に向いていると考えられているのは「ジェントルレーズ」か「ジェントルヤグ」になるわけですね。
熱破壊式は痛みや副作用が大きい
「ヒゲ脱毛には熱破壊式の方が効果を感じやすいんだな。具体的にはジェントルレーズかジェントルヤグがいいのか」
このことはヒゲ脱毛を効率的に受けていくために必要な知識なのでぜひ覚えておいてほしいのですが、一方で、患者への負担が小さくはないことも知っておいてほしいことです。
残念なことに、蓄熱式よりも熱破壊式の方が痛みが大きいと言われているんですね。
蓄熱式は肌にジェルを塗った後、機器を移動させつつ低出力のレーザーを「ピピピ」と連続的に照射していくもので、熱破壊式に比べ痛みが弱いと言われています。
一方の熱破壊式では高出力のレーザーを集中的に「バシュッ」「バシュッ」と照射していくため、蓄熱式よりも痛みが強いと考えられています。
熱破壊式の方が痛みが大きい
これは関係者の共通した見解です。
わたしは熱破壊式の方が我慢しやすかった
と、ここまでが一般論ですが、わたし個人としては熱破壊式の痛みの方が我慢しやすいことも伝えておきます。
確かに、「瞬間的な痛みの大きさ」という点では熱破壊式が勝りますが、熱破壊式の場合、機器を一旦止めてから照射するため、痛みを我慢するための覚悟をしやすいのです。
どういうことかというと、熱破壊式では機器を止めて「バシュッ」と照射する、機器を少しずらして止めてまた「バシュッ」と照射する―。
これを繰り返すため、照射するタイミングがわかりやすく、「よし(痛みが)来るぞ」と気合いを入れやすいんです。
わたしは看護師の方にお願いして照射する前に「せーの」などと合図をしてもらうようにしているため、さらに照射タイミングがわかりやすい。
その上、痛みを感じてから次の痛みを感じるまでに少し間があるので、精神的にも苦痛がリセットされる感覚があります。
一方の蓄熱式では、機器を移動させながらレーザーを照射していくので、痛みが連続して襲ってきます。
「いたっ」と感じるとすぐにまた次の痛みが、そして間を置かずさらに次の痛みが襲ってくるため、「いたっ、いたたたた」といった感じで気が休まる暇がありません。
一度の痛みの大きさは熱破壊式よりも弱いのですが、この「不意打ち的な連続する痛み」の方がわたしは苦手でした。
厳しい真実ですが、痛みはそもそも主観的なものなので、結局は施術を受けてみないとどう感じるかはわかりません。
赤みやヒリヒリ感は熱破壊式の方が強い
ヒゲ脱毛の副作用として目立つのは「赤み」と「ヒリヒリ感」で、熱破壊式の方が蓄熱式よりもこれらが強く出やすいと関係者は言いますが、わたしも同意見です。
蓄熱式と熱破壊式での副作用の出具合を見てみましょう。
こちらが、湘南美容クリニックの蓄熱式機器「ウルトラ美肌脱毛」で施術を受けた直後の写真です。
施術前と比べて変化はなく、ヒリヒリ感もありませんでした。
そしてこちらが、湘南美容クリニックの熱破壊式機器「ジェントルレーズ」で施術を受けた直後の写真。
赤みが強く出ているほか、ヒリヒリ感もありました。
こんなふうにもみあげの近くがミミズ腫れのようになったこともありました。
いずれも1~2時間ほどで治まりましたが、施術直後に「人にばれたくない」と思う人はマスクをする必要があります。
まとめ
- ヒゲ脱毛に向いているのは熱破壊式
- 熱破壊式にはジェントルレーズとジェントルヤグがある
- 熱破壊式の方が痛みが強く、副作用も大きい
効果も痛みの感じ方も個人差がある
このことを前提にしつつ、上に書いた一般的な情報を事前に知っておくとヒゲ脱毛を効率的に受けやすくなると思います。
医療ライター庄部がレポートしました。
湘南美容クリニック・ヒゲ脱毛ページ
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記事の更新情報はツイッター(@freemediwriter)でお知らせします。
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