ヒゲを放置して5日経ったときのライター・庄部。ここからツルツル肌をめざします
青ヒゲよサラバ！
青ヒゲが気になる30代医療ライターショウブ（@freemediwriter）が脱毛をしてツルツルの肌を手に入れようとする企画の第3弾。
前回は永久脱毛の定義と脱毛のメカニズムについて解説しました。
- 永久脱毛をめざすためには、レーザーを照射する施術を受ける必要がある
- レーザー照射により発毛の根幹をなす毛乳頭が破壊され、毛が作られなくなる
- レーザーが威力を発揮するのは、発毛サイクルの中の成長期の毛のみ
- 発毛サイクルは各々の毛で異なるため、複数回にわたり施術を受ける必要がある
こんな要点でした。
今回の記事では、脱毛方法の主流である「レーザー脱毛」と「光脱毛」の違い、どちらの方が効果が高いかについて解説します。
「レーザー」と「光」の定義、その違いは
レーザー脱毛は文字通り、「レーザー」を照射する脱毛方法。光脱毛は「光」を照射する脱毛方法です。
そもそも、レーザーと光は違うものなのでしょうか。
調べると、レーザーも光の一種であることがわかりました。しかしながら、性質は異なるようです。
光は電磁波の一種であり、一般的には目に見える可視光線を意味します。レーザーは光の中の一種で単波長、つまり一つの波長で強い光を得られることが特徴だそうです。
「レーザー」
振動数が光および光に近い周波数にある。単波長で位相のそろった光であるため、減衰・拡散しにくい強い光が得られる。―大辞林第三版
「光」
電磁波の一種。狭義には目に見える電磁波，すなわち可視光を意味する。
電磁波は波長(とくに真空中の波長)や振動数によって分類されるが，可視光は約810nmから380nmまでの波長範囲，振動数でいえば4×1014～8×1014Hz程度の電磁波であり，この範囲で波長が短くなるに従い，赤，だいだい，黄，緑，青，あい，紫の順に色がついて見える(ただし，目に見える波長範囲や色の感覚は観測者によって個人差がある)。―世界大百科事典第2版
レーザー脱毛の方が光脱毛より効果が高い
レーザー脱毛を行う医療機関や医師が監修したサイトによると、レーザー脱毛は単一の波長で集中的に熱を集められるので、毛乳頭を破壊しやすいそうです。
威力が強いということはその分、危険も伴うということなので、医師法によって医師や看護師にしか扱えないと決められているといいます。
レーザー脱毛のことをネットで調べようとすると医療機関のサイトがずらずらと出てきますが、そもそもレーザー脱毛を行っているのは医療機関だけ、だからなんですね。
その一方で、光脱毛によって照射される光は複数の波長を含んでいるので出力が弱く（集まる熱が弱く）、毛乳頭に十分なダメージを与えることができないといいます。
光脱毛はレーザー脱毛に比べて出力が低いので施術するにあたって必要な資格はなく、医療従事者のいない脱門専門サロンでも行うことができるそうです。
「永久脱毛」をうたえるのはレーザー脱毛を行う医療機関のみと定められていて、脱毛サロンではそう表現できないといいます。
ちなみに光脱毛には、フラッシュ光線を使う「フラッシュ脱毛」、インテンス・パルス・ライトという光を使う「IPL脱毛」、キセノンフラッシュ光線を使う「プラズマ脱毛」の3種類があるそう。
ヒゲ脱毛について調べていると、「ILP」や「フラッシュ」の単語をよく目にするなと思っていましたが、これらは光脱毛の一種なのですね。
さて、医療機関のサイトには「レーザー脱毛よりも光脱毛の方が効果が高い」と書かれていて、中には「（効果が）全く違う」と強調するサイトもありましたが、では、脱毛サロン側の言い分はどうなのでしょうか。
複数のサイトをチェックしてみると、「細部までデザインできる」などとPRしていますが、レーザー脱毛と比較して効果の優位性を強調する文章は見つけられませんでした。
脱毛の効果に焦点を当てると、軍配が上がるのはレーザー脱毛だと言えそうですね。
今回のおさらい
- レーザー脱毛と光脱毛は「光」を照射する意味で同じだけど、レーザーは波長が単一だから威力が大きく、結果、光脱毛よりも脱毛効果が高い
- レーザー脱毛は出力が高いので安全性の観点から医師や看護師しか行うことができないと決められている。光脱毛は誰でもできる
- 「永久脱毛」をうたえるのはレーザー脱毛を行っている医療機関のみ
今回の要点でした。
わたしが脱毛方法を選ぶときに最優先しているのは効果の高いものなので、行うとすればレーザー脱毛の方が良さそうですね。
ただ、効果以外に痛みや危険性、費用、回数、期間の違いについても気になるので、これらを確認した上で最終的にどの脱毛方法にするかを決めたいと思います。
めざせ、ツルツル肌！ 青ヒゲよサラバ！
医療ライターの庄部でした。
記事内の情報、考え、感情は書いた時点のものです。
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参考資料
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