青ヒゲよサラバ!
青ヒゲが気になる30代医療ライターショウブ(@freemediwriter)が脱毛をしてツルツルの肌を手に入れようとする企画の第36弾。
今回は、ヒゲ脱毛を受ける前に知っておいてほしい施術後の症状について書きます。
機器にもよりますが、「赤みが強く出たから人には会いづらい…」などということが起こり得るので、およそどんな症状が出るか知っておくのは有益です。
写真を載せながら説明していくので参考にしてみてください。
カウンセリングで聞いた施術後の症状
わたしは、ヒゲ脱毛を全国展開する「湘南美容クリニック」「ゴリラクリニック」「メンズリゼ」の全てでカウンセリングを受けました。
そのときに医師やスタッフから聞いた、「ヒゲ脱毛の施術を受けることで起こり得る症状」は下の通りです。
- 赤み
- 熱感(ヒリヒリ感)
- かゆみ
- 乾燥
- 毛嚢炎(もうのうえん)
- 硬毛化・増毛化
- やけど(水ぶくれ)
- 色素沈着
これらのうち、多くの人にとって馴染みの薄いであろう症状について説明しますね。
毛嚢炎
毛穴に雑菌が入ることで発症するもので、毛穴の周りに赤みや吹き出物、ニキビができるといいます。
「3つくらいまでであれば清潔にしておくことで徐々に治まっていく」(メンズリゼ医師)そうですが、症状がひどくなっていった場合は抗生剤による治療が必要になることもあるといいます。
硬毛化・増毛化
レーザーを照射することで逆に毛が濃くなったり増えたりする症状を指します。
体の防御反応によって起こるらしいのですが、起こりやすいのは上半身の毛の薄い場所。具体的には肩や背中、胸、二の腕であるそうで、毛の濃いヒゲの部分には起こりづらいといいます。
硬毛化や増毛化が起きると長期間にわたって症状が続くことがあり、この場合、レーザー照射を続けても解消しないことが多いそうです。
「毛の薄い場所に照射するとリスクがあることは覚えておいてください」(メンズリセ医師)
やけど(水ぶくれ)
レーザーの出力が高いとやけどが起こる可能性もあるといいます。
可能性が高まりやすいのは「肌の色がもともと黒い人」のほか、「日焼け」「乾燥」「肌荒れ」によってもリスクが上がってしまうそうです。
やけどが起きた場合、症状としては水ぶくれができることが多いといいます。
ただ、起こる可能性は高くはないそうで、湘南美容クリニック新宿南口院のカウンセラーは2018年時点で「開院してから1年以上が経つが、やけどが起きたという報告はまだ一度もない」と話していました。
色素沈着
これはゴリラクリニックのカウンセリングで聞いたことですが、施術した部位がうっすら茶色くなることがあるといいます。
一般的なシミとは違って時間とともに薄くなっていくそうですが、治るまで時間がかかることもあり、こすったり紫外線に当たったりすると治るまで時間がかかりやすくなるといいます。
ライター庄部に起こった症状
わたしは今までにヒゲ脱毛の施術を計21回(鼻下・あご・あご下14回、頬・もみあげ周辺6回、首1回)受けましたが、過去に起きた症状は上のうち「赤み」と「熱感」でした。
幸いなことにそれら以外は今のところ起きていません。
どんなふうに赤くなるか
脱毛機器には熱破壊式と蓄熱式の2種類があり、「効果が出やすいものの、赤みや熱感も出やすい」と言われるのは熱破壊式の方です。
湘南美容クリニックの熱破壊式機器「ジェントルレーズ」で施術を受けた場合、毎回、下の写真のようにレーザーを照射した部位が赤くなります。
またこのとき、肌がヒリヒリとする熱感もあります。
赤みと熱感はどれほどで治まるか
わたしの場合、こうした赤みと熱感が続くのは1~2時間ほどで、2時間ほど経った後に鏡を見るとほとんど通常に戻っていることが多いですね。
施術の翌日までヒリヒリする感覚が残っていたときもありましたが、それは記憶する限り1度だけでした。
湘南美容クリニックのカウンセリングでは「数時間で消えることが大半」、メンズリゼのカウンセリングでは「1、2日にわたって炎症が起こる」と話していたことから「短い人で1、2時間、長い人で数日続く可能性がある」と理解しておくといいのではないでしょうか。
施術後の症状を減らすためには
こうした施術後の症状や施術時の痛みを減らすために重要なのが、「保湿」と「UVケア」の2つだといいます。
これは3つのクリニックで共通して話されていたことです。
肌が乾燥していると施術時の痛みが強くなりやすい上、枯れ木が燃えやすいようにやけどが起こるリスクも高まるといいます。
また、日焼けもやけどが起きる可能性を高めてしまうそうです。レーザーは肌の黒い色素(メラニン色素)に反応するため、色素が多いとリスクが上がるほか、レーザーが分散されやすくなり脱毛効果が落ちることもあるといいます。
乾燥していると痛みを感じやすいのはわたしの実感からもそうで、機器の出力が同じでも冬の方が痛みが強い印象があります。
まとめ
上の記事で書いたことも加味してまとめると、
- ヒゲ脱毛で効果が出やすいのは熱破壊式
- 熱破壊式だと赤みや熱感も出やすい
- 症状は数時間~数日続く可能性がある
- 保湿とUVケアの習慣化が大切
男性からするとちょっと面倒かもしれませんが、せめてヒゲ脱毛を受けている間はスキンケアを日常的に行うようにした方がいいと思います。
肌の赤みを人に知られたくない人は短くても施術後2時間はアポイントを入れないようにして、マスクを携行しておくといいのではないでしょうか(わたしもそうしています)。
医療ライター庄部がレポートしました。
湘南美容クリニック・ヒゲ脱毛ページ
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